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移住者 Interview

何かをやりたいという目標をもって飛び込めば、地域に溶け込め実現できる、そんな夢がある町です。

  • 奥崎(夫妻)さん

    60

移住前の職業:映像機器メーカー営業(夫)、美容師(妻)

出身地:広島市(夫)、京都市(妻)

移住地:三原市久井町

  • 移住前のライフスタイルを教えて!

    仕事のため吹田市で暮らしていました。土日になると、仕事の傍ら得意な音楽を活かしてボランティアで老人施設への訪問演奏を行っていました。定年を迎えたのを機に、第二の人生は夫婦の趣味である音楽や妻のドールハウス制作活動が実現できる地域に移住したいと考え、2年かけて移住先を探していました。

  • なぜ、三原市に移住したの?

    移住後の生活で夢見ていたのは、地域に溶け込んだ音楽活動をしていくことでした。
    親の住む広島市へのアクセスがよいという条件のもと、空き家バンクで物件を探したところ、三原市久井町の空き家を紹介していただき、自由に楽器を弾いたり、ドールハウスの制作活動ができる環境に適していた久井町に移住を決めました。

  • 三原市に移住してからの生活・仕事は?

    久井町は住民同士の仲がとても良く、地域での活動を応援してくれる方が多いです。
    地域の方と一緒に音楽を楽しむ機会を作りたいという夢を伝えたところ、移住して間もない私たちの思いを受入れていただき、久井町のコミュニティセンターで「オートハープと歌おう会」という講座を開催させていただくことができました。この活動は地域の方のご協力により、現在も継続して開催させていただいています。また、地域の方のご紹介で、なんと広島のテレビ番組でオートハープをスタジオから生演奏する機会もいただきました。
    その他にも、地域のデイサービスやサロンにも呼んでいただき、新型コロナ感染症の拡大前は1か月に5~6回ほどの頻度で、地域の方と交流する演奏会を行っていました。しかし、感染症が拡大してからは頻繁に開催することができなくなってしまいました。そこで自宅で収録した音楽をDVDにして、デイサービス等に配布しました。
    こうした活動をこれまで続けられてきたことが私たち夫婦にとっての財産なのですが、継続することで地域の方からの信頼にもつながったのではないかと思います。

  • 三原に移住して良かったことは?

    久井町は地域での活動を応援してくれる人柄も魅力的ですが、土地柄としても星空がきれいで空気も美味しい素敵な地域です。
    また、歴史をたどると、農業機械が普及する昭和中頃まで、久井町は日本三大牛馬市の1つとして、海や山を越えいろいろな地から人が往来して、農業労働力としての牛を取引する地域であったと地元の方に教えていただきました。(牛をつなぐ杭が沢山あったというのが、久井町の地名の由来になっていると伺いました。)
    その情景を知りたいと思った私たちは、妻がこれまで行ってきたドールハウス制作の技術を生かして、牛馬市を覚えている方がいる間にジオラマで久井の牛馬市の姿をよみがえらせ、町内の人ににぎやかだった久井町を思い出してもらおうと考えました。地域の方たちに協力していただき、昭和初期の時代を知っている先輩方からお話を聞いたり、史料を調べることから取り掛かり、1年がかりで久井町の牛馬市のジオラマを制作しました。この作品は、市内で展示した後に三原市久井歴史民俗資料館に寄贈することになっています。
    このジオラマ作品以外にも、三原市では市民美術展が行われており、ドールハウス作品を美術品として認めてくださり、デザイン大賞を受賞できたことも三原市に住んで良かったことでした。また、美術展に展示した作品が地域の方の目に留まり、図書館や公民館などで展示する機会を頂きました。

  • これから挑戦してみたいこと!

    私たち夫婦のやりたかった活動が地域の皆さんの応援で実現できたので、今度は私たちが誰かの活動のために何かできないかと考え、特にお世話になったフラダンスをやっている友人の夢を応援することにしました。
    そして、地域の方と一緒になって「瀬戸内フラダンスフェスティバル」を立ち上げ、今では開催回数を重ね規模が大きくなって県内外からも参加していただき400名を超える参加者のフェスティバルになっています。私たちは音響係としてお手伝いをしながら仲間と一緒にハワイアンバンドの演奏に挑戦しているところです。
    三原市は、そういった自由な活動ができる町だと思います。大きな都市や、小さすぎる都市では実現が難しいと感じますが、三原市は地域の活動に人々が溶け込みやすいちょうどいい規模の町でもあり、いろいろなイベントを始めて大きく育てることができる町だと思います。

  • プライベートの過ごし方を教えて!

    田舎暮らしだからといってのんびりしているということはなく、いろいろな地域の活動に参加する他に、生涯学習講座を行っているみはら市民大学でレザークラフトを教わったり、スマホやPCのことを教わったりと、なにかと忙しい日々を送っています。
    また、空いた時間を見つけては健康管理のため自転車に乗っているうちに、血糖値が下がり健康にもいい効果が出たりと、日々の活動が元気に暮らせる秘訣になっています。

  • 移住を検討している方へ

    移住をされるのでしたら、「その地域でこんなことをやりたい」というビジョンを持って地域に入ることをおすすめします。地域の中に自ら飛び込んでいく気持ちがあれば、受け入れてくださる環境があるのではないかと思います。私たち自身、やりたいことやビジョンを伝えながら、地域に飛び込んでいった結果、三原市久井町の方は快く受け入れてくださいました。チャレンジしようとしていることに対し、何か手伝ってあげたい、応援してあげたいと声をかけていただけたことに、大変感謝しています。
    若い人に限らず、何かをやりたいというビジョンがあれば地域に支えてもらってできることはあると思いますので、私たちからは、「いくつになっても、夢をもつべき!」と声をかけてあげたいです。