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移住者 Interview

ここにしかないものを使って、ここでしかできない体験を提供していきたい。

  • 岩橋さん

    30

移住前の職業:飲食店経営

出身地:広島県福山市

移住地:三原市本郷町北方

  • 移住前のライフスタイルを教えて!

    私の出身は広島県福山市です。20代の頃から、趣のある喫茶店を改修して純喫茶を開いたり、有機野菜などの健康的な食材にこだわった料理を提供する店を経営したりと、地元の福山市をはじめ、いろいろな地域で事業をしながら生活をしてきました。

  • なぜ、三原市に移住したの?

    福山市でお店をする以前から、本当にいい食材を仕入れて料理をすることにこだわってきましたが、その中で、三原市で有機農法に取り組んでいる農家さんとの交流が始まりました。土からこだわった野菜づくりをしながら、できる限り自然と共生する三原市の農家さんのライフスタイルを知り、生き方や食の価値観が大きく変わるきっかけになりました。
    また、三原市の佐木島も好きな土地で何度も行っていました。三原市を訪れるうちに、ここにしかないものが沢山あることを知りました。そのような交流を通じて、三原市でここにしかないものを使って、自分の生き方や料理を体現していきたい、また、そのライフスタイルや食材を知った人が食べ物への感謝や考え方を見つめなおし、新しい仲間となる輪をつくっていきたいと考えるようになりました。
    移住場所は本郷町か佐木島で考えていましたが、そうした私の思いを聞いた地域の方から、本郷町北方の空き家を紹介していただき、移住を決めました。

  • 三原市に移住してからの生活・仕事は?

    三原市では活動拠点の地名(後谷)から、「Back Vallay」という屋号で、料理や宿泊施設などの活動をやっていこうと考えています。
    私は自分でなにかに手を加えて加工していくことに興味があります。そういった意味では、Back Vallayは料理人だけでも、宿屋だけでもない存在になることを目指しており、私自身フードデザイナーやアンバサダーといった存在でありたいと考えています。
    現在は、食品製造販売の許可を得ている自家製のゆず一味や、地域の未利用の柿を使った柿酢を作っています。他にも地域にはどんな食材があり、どれだけブランディングできるだろうかと実験をしています。例えば、農家さんに譲っていただいた大根を加工した切干大根や、自家ブレンドした酵素玄米など商品化できそうな食材はたくさんあるので、ここにしかないものを価値あるものとして開発しているところです。その他にも、クラウドファンディングで地域の野菜を使った加工品づくりも試しています。
    また、民泊の許認可を受けられるよう空き家の改修も行っているところです。地域には協力的な農家さんがいらっしゃるので、宿泊施設をオープンできたら、利用される方が農業体験できたり、地域との交流が生まれる活動もしていきたいと思っています。農作業や食事をしながら、帰りたくなくなったらそのまま泊まっていってもらえる、面白い人が集まれる拠点になればいいなと考えています。
    スペインのバスク地方のように、三原市を地域のライフスタイルや食材を堪能してもらえるような地にしていくのが私の夢です。

  • 三原に移住して良かったことは?

    東京など各地の料理人さんや生産者さんとの交流を続けるうえで、本郷町は空港が近いので、活動をするうえでとても便利です。将来的には海外のお客さんにも来ていただきたいため、集客の面でも、空の玄関口に近いことは有利でした。
    また、本郷町北方は地域の水がきれいで料理に適していることや、夫が福山市で仕事をしているため交通の便がいいことなど、食や生活の面でいい条件がそろっていましたし、何より、仲のいい農家さんにすぐにお手伝いに行ける距離にいられることがよかったと思います。

  • これから挑戦してみたいこと!

    ここにある資源を活用し、どこまでできるのかという挑戦をしていきます。現在、地域のたけのこを使ったメンマづくりや、地域の農家さんとも連携し、空き家の土地を生かした清流でのわさび栽培を始めたところです。これからスモールスタートでいろいろなことにトライしていきたいと思っています。
    また、空き家の改修が完了してからは、空き家のはなれを使って、ワインや自社ブランドの加工品を組み合わせた販売などをやってみたいですし、予約限定のレストランを営業しながら、ときどき地域に場所を開放していろいろな人が訪れることができるイベントの開催など、挑戦したいことは山ほどあります。これだけやりたいことがあふれ、何でもやってみようと思えるのは、地域の方たちがお父さんお母さんのような存在で、いつも一緒に協力してくださっているからだと思います。
    地域には空き家や耕作放棄地が増えています。資源を利活用し、農業を少しでもやってみる機会を提供できれば、誰でも農業や食に対する見方が変わるのではないかという思いがあります。また、空き家の改修などについて私は素人ですが、そんな私が試行錯誤して作っていく姿を誰かに見てもらうことで、自分も挑戦してみたいという人が増えたらいいなと思っています。

  • プライベートの過ごし方を教えて!

    地域の方たちがとても良くしてくださっているので、地域の方のお宅に行ったり、農作業をお手伝いしたりしています。
    また、空き家の整理や改修を進めてInstagramで発信しています。床以外は全てDIYでプライベートの時間に少しずつ作業し、1年ほどかけて手入れしてきました。空き家には田も畑も裏山もついていますので、土地の手入れも行っています。

  • 移住を検討している方へ

    地域では何かをやりたいという思いが広く行き渡りやすく、誰かに言ったことが叶うというのが私自身の経験としてわかりました。
    まずは自分で地域に入って、何でもやってみることをおすすめします。三原市は何か活動していると気にかけてくれる人が多く、動けば結果がついてくる地域だと思います。また、環境が変わると、最初に思い描いた事ができない事もあると思いますが、変化を恐れないで下さい。いろいろなできる事に挑戦すれば、きっと今の自分から想像のつかない自分に出会えると思います。
    一歩を踏み出してどんどん進んでいきたいと考えている方に、ぜひ三原市で挑戦してほしいと思います!