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移住者 Interview

地域×ITをつなぐ「パソコンサル」として、地域での暮らしから活動を生む「いなかぐらしすと」として活動中!

  • 篠崎さん

    40

移住前の職業:メーカー勤務・IT業

出身地:静岡県三島市

移住地:三原市久井町・大和町

  • 移住前のライフスタイルを教えて!

    私は静岡県の出身で、関東地方でエンジニアとして勤めていました。2009年に「あまてる」という屋号で独立し、大阪府でシニア世代向けにパソコン指導を行う「パソコンサル」の仕事をしていました。

  • なぜ、三原市に移住したの?

    大阪府で個人事業主をしていた2013年の末頃、自分自身が田舎暮らしをしたかったことと、今後、全国的に田舎暮らしのニーズが強くなると考えて、田舎暮らし×起業というテーマに先駆けて取り組みたいと考えました。そして、半年後の2014年春に移住をするという期間をまずは設定したうえで、移住窓口に相談したり、実際に地域を訪れたりしながら、どの地域に移住するかを見て回りました。
    「パソコンサル」という事業と田舎暮らしを組み合わせると、移住先の山間部や離島部で身の回りの地域コミュニティの生活も変えてゆけるのではないかと考え、瀬戸内海の島々がある沿岸部を中心にいろいろな地域を見ていました。そうした中、大阪での移住イベントで知り合った三原市役所の職員さんに相談していたところ、三原市久井町の空き家を紹介いただきました。久井町を訪れ、物件や地域の様子を見た際に、地域のおもてなしを強く感じたことが決め手となり、2014年5月末に久井町に移住しました。その後、現在は三原市大和町の物件で暮らしています。

  • 三原市に移住してからの生活・仕事は?

    移住をしてからは、個人事業主としての「パソコンサル」と、地域での活動に取り組む「いなかぐらしすと」という肩書で活動をしています。
    「パソコンサル」としては、パソコンやインターネットを活用するお手伝いを地域の方向けに公民館で行ったり、他都市にお住いの方向けにリモートで行っています。三原市と市内事業者が行った事業の中で、地域のスマホ教室での講師も務めました。また、地域の子どもが参加できる活動情報を発信する、『久井こども情報局』というインターネットメディア(現在はLINE公式アカウントとして発信中)の立ち上げも行いました。
    一方、「いなかぐらしすと」として、自分自身が地域で暮らしながら、地域の方と連携した事業の企画や運営も行っています。例えば、久井町の空き家を活用し、都会生活をしながら地方での生活にあこがれる方が緩やかに田舎暮らしを始められる場や、地方×ITを体験できる場というコンセプトで、2017年から『ギークハウス広島』というシェアハウスをオープンしました。また、地域の方で構成している久井町活性化グループで、久井町の名産である弘法大師ゆかりの柴栗を利用した『くいの栗焼酎』を製造・販売しており、このプロジェクトにもメンバーとして携わりました。その他にも、廃校となった旧三原市立羽和泉小学校の林を活用した『夢山冒険あそび場』の活動の立ち上げに関わり、山しごとや山あそびを通じて、子どもや大人が自由な発想で遊んで学ぶ場づくりをしました。

  • 三原に移住して良かったことは?

    地方での暮らしを始めて、現代社会に暮らしているとなかなか見えなかった、生きるということや、食べ物やエネルギーなどの身の周りのことが、暮らしの中で見えてきたと思います。日々の生活に学びが多く、仮に、突然生活環境が激変したとしても、生きていく力が身についたと実感できる面白さが地域にはあります。
    畑仕事など土のある生活をしていると、採れたての収穫物や、通常の流通では市場に出回らないものを手に入れることができ、大量生産では両立できない美味しさのある食材を食べることができることも、地域で暮らす魅力だと思います。
    また、私はITに関する活動もライフワークになっていますが、田舎暮らしをしていると、回線が混まないため都市部よりも快適にインターネットが使えることも魅力です。畑をしながら広い家でゆったりとした生活もできる一方で、快適で現代的な生活ができるというのが素晴らしい点です。
    移住してからは自家用車を使って生活しており、渋滞なく自由に移動を楽しめたり、ものを運んだりする機械の力強さを感じたりと、都市ではぜいたく品であった車での生活も楽しんでいます。

  • これから挑戦してみたいこと!

    自宅の周りでソーラーパネルを敷き、蓄電池と接続してオフグリッド化した生活をしたいと思っており、DIYを進めています。こういった生活は都会では実現が難しいと思いますが、こうした挑戦ができることも地方ならではの魅力です。
    また、ギークハウス広島の関係で、地域の体育館で皆さんが参加できるドローン飛行会を行ったり、企業と共同でアイガモロボットや自動草刈りロボットの実演を地域の田んぼなどで行ったりと、ギークハウスの住民も巻き込みながらITに関する活動も行っており、こうした取り組みも今後継続していきたいと思います。

  • プライベートの過ごし方を教えて!

    家庭菜園で苗から野菜を育て、収穫することを楽しんでいます。また、地域の方と一緒にタケノコ狩りを行ったり、竹チップを利用したコンポスト作りを行ったりと、地域に根ざした活動を季節に応じて楽しんでいます。

  • 移住を検討している方へ

    田舎暮らしは都会とは違い、地域とのつながりの中で築いていくものだと思います。地域には実際に入ってみて、地域の方と一緒になり活動をしないとわからない部分があると思いますが、私の場合を振り返っても、移住をしてから畑をやるにも何をするにしても、3年間ほどは独自に模索し、開拓をしてきた実感があります。
    田舎暮らしにあこがれる方は、観光で短期間滞在するだけでなく、例えばお試しで1か月ほど来てみて、どんな生活なのか体験できると本来は良いのだと思います。ギークハウス広島ではそうした方にも短期滞在いただくことができますので、三原市への移住に興味のある方は、ぜひ『ぎーひろ』にお越しいただくこともご検討ください。


    ●もっと知りたい方はこちら!
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