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移住者 Interview

地域を柑橘農園で盛り上げる。幼い日のみかん色だった木原町をよみがえらせたい。

  • 奥田(夫)さん

    30

移住前の職業:メーカー、農家

出身地:三原市木原町

移住地:三原市木原町(Uターン)

  • 移住前のライフスタイルを教えて!

    私は三原市の木原町出身ですが、高校卒業後に県外の大学へ進学し、兵庫県のメーカーに就職しました。7年ほど勤めた後、愛媛県八幡浜市の柑橘農家で修行し、2019年3月までの約2年間、柑橘の栽培を学んでいました。

  • なぜ、三原市に移住したの?

    兵庫で勤めているときも、いつかは地元の木原町に帰ろうとは思っていました。
    そんなとき、木原町で柑橘農家をしていた祖父母が亡くなり、お葬式で親戚や家族が集まって、「おじいちゃんとおばあちゃんの作るみかんがおいしかったけど、もう食べられないんだね」という話をしたことを覚えています。それまでも、木原町に帰ってくるたびに地域の柑橘畑が減っていくのを見てきて寂しい思いをしていましたが、祖父母の農園がなくなる危機に直面したことで、なんとかしなければという思いがこみ上げ、柑橘農家として木原町に帰ってくることを決断しました。

  • 三原市に移住してからの生活・仕事は?

    木原町に帰ってきてからは、祖父母の農園や耕作放棄地を開墾し、柑橘の苗木を植え収穫をしています。また、地域には離農された農家さんもおられるため、木原町のみかん畑を守るためにも、畑をお預かりし、管理・収穫を行っています。
    重機を使っての開墾や、農園管理をはじめ、収穫後はマルシェなどへの出品やオンライン販売、ジュースなどの加工品販売にも、幅広く取り組んでいます。さらに、農園の傍らで地元の設備会社でも仕事をしています。いろいろな仕事が経験でき、自分でできることの幅が広がっていることを実感し、とてもやりがいを感じています。

  • 三原に移住して良かったことは?

    苗木から手塩にかけ、成長を見守ってきた木がようやく実を結んだのを見たとき、よくここまで大きくなってくれた、本当に頑張った甲斐があったという思いが詰まっていて、帰ってきて農園を継いでよかったと思いました。
    自宅からは鳴滝山が見え、その風景が素晴らしいことも気に入っています。田舎過ぎず生活必需品もそろっていますし、車があればバイパスも近くて隣県や空港へのアクセスがとても便利です。また、若い人が少なくなっていることもあり、地域の方が気にかけて、よく声をかけていただいています。地域の方が温かく迎えてくれていただけるところも木原町の良さだと思います。

  • これから挑戦してみたいこと!

    これから柑橘の収穫を増やしていき、直売所や加工品の製造、観光農園など、いろいろなことにも挑戦していきたいと考えています。
    Uターンした当初は祖父母の農園を継いでいきたいという思いが一番強かったですが、現在は、地域を盛り上げるためにも、木原町のみかんの良さを知ってもらいブランドを浸透させていきたいと思っています。広大な農園を再生させることで、いつかまた、自分がまだ小さかったころの木原町のように地域をみかん色に染めていきたいです。

  • 休日の過ごし方を教えて!

    自宅近くには鳴滝山の登山道もあり、天気の良い日にはそこから展望台まで登って、瀬戸内海の景色を見下ろすのが好きです。また、農園がライフワークになっているので、山登りをするような感覚で農園に入り、日々の気持ちを整えることができています。

  • 移住を検討している方へ

    木原町は海も近く、山の魅力もつまっています。この土地の風景を見ていいなと思ってくれた人は、住んでみて後悔することはないだろうと思います。
    これから木原町で柑橘を本気で頑張りたいと思っている方には、自分たちが移住して取り組んだ経験をお伝えするなど、少しでもハードルを下げるお手伝いはできると思っています。木原町を柑橘のブランドにするため、一緒に活動する仲間に移住して来てほしいと思っています。

    ●もっと詳しく知りたい方はこちら!
     ↓
    >>奥八農園Instagram<<